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[08.聖なる詩人の島]
《「ソフィア先生、フィリスです。…浜辺で少女が倒れていたので介抱し、連れて参りました。」CV:日高のり子
「お入りなさい。」CV:岩崎良美
「失礼します。さ…、アルテミシアさん…。」
「あ、はい……。」CV:栗林みな実》
(Sophia, the poetry reading consecrated female.)
嗚呼…哀しみは海の色 蒼く碧く
嗚呼…苦しみは波の音 強く弱く
少女の頬は薔薇色に 輝きて美(うる)わしの
されど若き蕾は 悲しみに濡れて 未だ開かず
閉ざした瞳は対の闇 暗く冥く
鎖ざした菫つぼみは終の夢 甘く苦く
何もない場処(ところ)だけれど 水と光 愛は満ち足りてよ
ようこそ此処はレスボス(Λεσβοs)
(サラサ)と(イリオス) 腕(かいな)(カーラ)の聖域
貴方が見て来たものも 嗚呼…世の真実
不条理ばかり訪れる 嗚於…嫌な現実
されど世界は 其れだけではないのよ
ねぇ…(ミーシャ) 宜しくて?
辛いし痛いし酷いし嫌だと 泣き喚いてみても
運命の白き糸を 人間は紡げない

怖れず揺るがず妬まず恨まず 誰よりも強かに
美(うる)わしく世に咲き誇る はなに成りなさい
紡がれる縦糸――
(The Chronos is woven―)
聖女は少女の不思議な力を見抜き
(The consecrated female detects the girl's strange ability,)
彼女が生きる道と術を示した
(She shows her the way and a method to live.)
【記憶の水底】
(The bottom of the water of memories.)
かつて  烈しく  愛した人がいたのよ
されど  遠くへ  行ってしまったわ……
愛とは褥(しとね)に仕える為の 奴隷ではないわ
まして子を孕む為の 道具ではない
嗚呼…天空(てん)を大地(ち)を海原(うみ)を人間(ひと)を 己が運命(さだめ)を愛し
哀しみさえ糧に出来る 女(はな)に成りなさい

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[11.星女神の巫女]
いつの世も 星屑は人を導き 人を惑わす
(At any given period of time, stardust will either lead or mislead mankind.)
生を憂う娘にも 愛に狂う女にも その光は同様に降り注ぐ……
(A girl who is anxious about her life, a woman who is a lunatic for love, equal on them, the light shines down......)
灯る星は 闇に騒めき 廻り来る焔(ひかり)の明日を示す
夜空を翔ける めがみの馬車は 地へと向う対の風
嗚呼…開かれしホ・トーン・ゾーイディオン(ο των ζωδιων)
御子は星屑の矢で誰を射る?
天球(そら)の隨に…嘆くのは(レオン)
流る星は 闇に安らぎ 廻り行く(ひかり)の明日を示す
夜空に架ける めがみの橋は 紫へと至る終の虹
嗚呼…秘られし(ホ・トーン・ゾーイディオン(ο των ζωδιων)
巫女は星屑の灯に何を観る?
(そら)の隨に…揺れる(ディデュモイ)
(ミラ)の隨に…堕ちる(パルテノス)

《「嗚呼…エレフ…」 》
我等を試すように…天は絶えず難事を降らす…
その神意を(ひと)は疑わずに唯…受け入れることしか出来ない
嗚呼…哀しい運命(さだめ)だと知っても……
宵闇の来訪者 招かれざる者達
(The visitors at dusk, the unwelcomed guests.)
兵装の闖入者 騒乱の星女神殿
(The uniformed intruders, a riotous Astram.)
《「探せ!」
「大変だわ大変だわ…、大変だわ大変だわ!」CV:YUUKI
「レナ、落ち着きなさい」CV:KAORI
「だって、…怖いわよ!」
「あなた方…夜分突然如何なる御用ですか」CV:日高のり子
「私だって怖いわよ!」
「ここはフィリス様に任せて、逃げましょ!」
「待ってよカティア!」
「…此処を星女神(アストラ)の神域と知っての狼藉ですか!無礼は許しませぬ!!」 》
嗚呼…踊る宵の影 神託に
無慈悲に迫る問の声 選択を
ごめんね…兄さん(エレフ) 誰かを犠牲にしてまで
私は抗えない 儘…運命(ミラ)に従うでしょう……
唯…星は瞬く
《「ミーシャ……!」》


[07.死と嘆きと風の都]
【高級遊女と其の見習い】
(Cassandra, Melissa, and their apprentice, The Hetaira.)
《カッサンドラ「急いで、貴女達?風神殿(アネモン)の神官様がお待ちよ」CV:MIKI
メリッサ「んもぅ 新入り…グズグズしてるとアタイの鉄拳が火を噴くよ?」CV:霜月はるか
二人「んふふ…」
アルテミシア「ご…ごめんなさい…」CV:栗林みな実》
(アマゾン)のような腕力はないけれど
芸のない唯の(ポルネ)とは違うわ
嗚呼…(ドラクマ)と真心を引き換えに美しの夢を売る…
(ソフィア)のような教養はないけれど
学のない唯の(デミエ)とは違うわ
嗚呼…元々哀しき奴隷の身とはいえ
今は咲き誇る薔薇(ヘタイラ)
花開き風薫る春をひさぐ以外
身寄りなき娘には何もないけれど
憐れみならば要らないわ…馬鹿にしないで…
アナタの其れは愛じゃない!
《カッサンドラ「っと、着いたわねぇ」
メリッサ「わーぉ!」
アルテミシア「ここが、風の都(イーリオン)…?」》
【風の都】
《カッサンドラ「さぁ…」》

《「お前らー!さっさと運べ!」CV:飛田展男
「サボるんじゃない!」
「貴様らはここで、死ぬまでこの城壁を築き続けるんだ」
「さぁ運べ!休むんじゃない」
「さっさと運ばんかいコラァ!ええい!」》
いしを運ぶ者
乾いた音に打たれ
医師を叫ぶ者 地に臥して虚しく
奴隷達の多くは背後に黒き影を纏っていた…
(Many slaves wear black shadows on their backs…)
いしを継つげる者 奴隷の替え数多あまた
いしを遂とげる者 冥府への逃避行
その影は他の者には視えていないようだったが
(Others can't see the shadow,)
少年は何時からかその存在に気付いていた…そして――
(but the boy is aware of its existence,
he is not even aware of the first time he could notice it and―)
その影を纏いし者はそう遠くない内に確実に死んでいったのである…
(Those who wore that strange dark shadow,
met a certain death in a short period of time… a certain DEATH…)
《「さぁ、貴様ら死にたくなかったら、とっとと働くんだ!」
「急げ!」
「ほれぃ!」
「ぐあぁっ!」
「てぃ!」
「うわぁ!」
「石を運んだものにだけ、食事を与えてやらぁ!」
「うわっ!うわっ!うっ…」
「さぁ働けえぇ!」
「うわ!うわっ…!」
「死ぬまで!働くんだあ!」
「うわぁ!」
「ホレ…ホレ!」》
愛と慈しみ
だけに抱かれ育った少年は
怒りと憎しみだけを抱いて今を耐え忍ぶ
いっそ死んだらラクだなんてきっと今よりマシだなんて
酔ったうわごと繰り返して去った希望に追い縋った
そんな負け犬のように運命(ミラ)に飼い馴らされはしない
たとえ奴隷が犬であれ剥くべき牙は忘れない
オオカミは奔る前に満月に吠える
《神官「どこがイイんだい…?言ってごらん~?」CV:Jimang
エレフ「あぁっ!」CV:ゆかな
「…ここか、ここなのか?」
「ああ…っ!」
「ここか?」「うあぁ!」
冥王:『息仔ョネクロス…モット生ヲ憎ムガィィ…ィズレソノ身ハ我ガモノトナル…』CV:陛下
「ここなのか?ほぁっはっはっ…!」「嫌だっ…!」
「ほぉらぁ、ほぉぉぉらぁぁぁぁ…!」
エレフ「くそっ…痛ぇ…あの変態神官…いつか殺してやる……!」CV:ゆかな
オリオン「よぉ ブサイクちゃん!ひでぇツラだなぁ」CV:井上麻里奈
「フン 人のこと言えたツラかよ…」
「…フッ フフッ ちげぇねぇ!」
二人「アハ…ハハハハ!」》
人は誰もが死すべき運命(さだめ)を背負い
儘…抱いて抱かれて寂しさを愛で埋める
されど彼等の多くは死すべき運命(さだめ)を呪い
儘…奪い奪われ虚しさで胸を満たす
少女の頬を伝わる清らかな(けがれなき)雫を
汚らわしき(赤黒き)舌先が掬すくいかけた
刹那
《「逃がさないよ、子猫ちゃん…」CV:Jimang
「嫌ぁ…」CV:栗林みな実
「イヒ イヒ イッヒッヒッヒッヒ!」
「嫌ぁ…来ないでぇ!」
「私の渇きを潤してくれぇぇ!」
「うぅ…いやぁ…」
「ヤァァァッ!」CV:ゆかな?
「アアーオォ!う、うおぉぅぅ」
「大丈夫かい、君?」CV:ゆかな
「エレフ?」
「ミーシャ!?追っ手が来る前に逃げよう!ミーシャ!」「うん!」
「う…うぅ誰ぞおらぬかあぁぁ!」
「てやっ!」
「…待てぇぇ!」
「つかまるんじゃねぇぞ!エレフ!」
「お前こそな!オリオン!」 「ああ!」》
繋いだ手と手(が)駈け抜ける風の都(イリオン)
降り注ぐ星屑夕闇よいやみの風の都(イリオン)
嘆きと死の城壁聳え立つ風の都(イリオン)
振り返る背後に遠離る風の都(イリオン)
《「待て待てぇ!」
「たぁ!」
「ぐわぁ!」
「必殺!“弓がしなり弾けた焔、夜空を凍らせて”射ち!」
「技名長ぇよ、バカ!」
「黙らっしゃい!これぞオリオン流弓術の真髄っ!」
三人?「「…ハハハハッ!」」 》
神域を穢した者を風神は決して赦さない
(Anemos can never forgive those who disgraced god's domain.)
その怒りは 雨女神と交わり 娘を生むだろう……
(The anger fused with Broche and will conceive Thyella…)

09
[09.遥か地平線の彼方]
【暗誦詩人と其の弟子】
(Milos, blind poet and his disciple.)
《「遅ぇぞジジイ、置いてくぞ」CV:ゆかな
「ほっほっほっほっほ…」CV:Jimang 》
少年の今は旅の空 《「言の葉を操り森羅万象を詠う」 》賢人の詩も上の空《「詩とはそもそも神の御業じゃ」》
幾年も仰ぐ高き空 《「エレフ、創世の三楽神を知っておるか」》老人は嗤う蒼き空《「ほっほっほっほ…」 「…リスモス、メロス、ハルモニアの三柱じゃ…」 》

《「…そんな一度に言われても覚えらんねぇよ…。」
「ほっほっほっほ…」 》
少女を尋ね幾千里 《「万物の創造主たる母なる者……」 》
海原渡り征く海里《「リスモスはミラ、メロスはモイラと呼んだそうじゃ」 》
彼女を捜す侭山里《「前者はパイロン、後者はアルタラーイコン(?)と呼ばれ…」 》
 高原臨む彼の郷里《「それこそが言の葉の起こりと言われっ、ごほっ、ごほっ……!」 》《「大丈夫かい爺さん?」
「ああ……」
「今日はこのあたりで休もうか?」
「はぁ…。ほっほっほ…」 》

天そらの隨に 咲ける星屑
運命かぜに惑う一片 寄り添う双星

《「あれぞ…お主の星じゃ……」》
嗚於…故郷よアルカディア  倖せだった 
幼き日々の  未だ眩く 
二つ並んだ 野晒しの墓標
朽ちた花飾り 葬ったのは誰ぞ?
《「あぁ…。父様…母様…!」
「気を落とすでないぞエレフ。わしはこの先、雷神殿(ブロンディシオン)に行こうと思うておる。師弟ごっこは此処で終いじゃ。」
「お師匠…!」
「さぁ、お立ちなさい友よ。お主は、お主の地平線を目指して…!」 》
青年は今も旅の空《「エレフ、困ったときはレスボス島を訪ねなさい」 》 
詩人の島は遠き空《「わしの旧知の友が力になってくれるじゃろう…」》
聖女を尋ね復千里《「マケドニア、トラキアは今危険な情勢じゃ…」 》
恩人と別れ復海里
《「戦を避けるには海路を行くが良いじゃろう」》
《「友よ、己の信じた道を行きなさい。死すべきもの、我は詠おうぞ。
エレフセイア(ELEFSEIA)…愛すべき友を…戦いの詩を…」》
【港を賑わす風の噂】
《「おい知ってるか?アナトリアの武術大会の覇者…」CV:中村悠一

「弓の名手、オリオンだろ?」CV:中村悠一
「そう、そのオリオン…。何と蝕まれし日の忌み子だからって捨てられた王子様だったらしいぞ…。」
「へぇ、世の中一体どうなってるんだか。」
「その真意は…、
二人:「「"Moiraのみぞ知る"――」」「…ってか?」 》



[04.運命の双子]
(And then... the place to which the sisters descend is.......
The scenic mountains of Arcadia, which later became known to all as Paradeisos.)

(The spectacle of the autumn twilight, like a playing child who has yet to discover the world's malice......)
(――And...as the Chronos is woven...
The cogwheel gently starts to revolve again......)
二度と還らざる 淡き少年の日々
空を翔る鳥は何処までも 飛べると信じてた
やがて振り返る 淡き少女の日々

水に映る月を何時の日か 取れると信じてた
ふたりのときそらたえず一緒だった
優しい父と 美しい母と
そんな日々が何時までも 続いてゆくと信じてた
(ミラ)に抗う者と (かのじょ)を受け入れる者
嗚呼…(かみ)を殺める者と (さだめ)に捧げられる者
野山を駈け廻った 流れる雲追いかけて
夕暮れに漂う匂いに 二人は家路を競った……
戻れない Didymoi)

(The cunning scorpion's shadow...)
《「探したぞ、ポリュデウケス…」CV:若本規夫
「スコルピオス殿下!?」  CV:大塚明夫
「アルカディアの双璧と謳われた勇者がこんな山奥で隠遁生活とは…。貴様、何故剣を捨てた?」
「野心家の貴方にお話したところで、…ご理解頂けないでしょうな。」
「ただいまお父さん!」「ただいまお母さん!…ぁ。」CV:ゆかな、栗林みな実
「ほほぅ…。捕らえろ!!」「敵だ!子供達を連れて逃げなさい!」
「エレフ、ミーシャ!こっちよ!」CV:桑島法子

「ラコニア軍は既に掌握した。…ポリュデウケス、私の元で働け!」
「…断る、と申し上げたら?」
「ならば冥府の王にでも仕えるのだな…!」》
廻り始めた歯車は誰にも止められない……
(once it starts, nobody can stop the revolving cogwheel......)



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